平成22年度 光市立三井小学校 学校評価総括表 (平成23年2月実施) | ||||||||||||||||||
評価基準 | 4−達成 3−おおむね達成 2−もう少し 1−できなかった | |||||||||||||||||
学校教育目標「やさしい子・考える子・たくましい子」 | 自己評価書 | 学校関係者評価書 | ||||||||||||||||
領域 | 年度当初の課題 | 重点目標 | 課題解決に向けての取組 (具体的方策・評価項目) |
評価項目・評価指標 | 評価基準 | 評価点 | 目標の達成状況に関する意見 (取組の適切さの検証結果) |
改善方策 | 評価点 | 評価(取組状況・達成状況に関する意見) | 次年度に向けた学校運営の改善方法 | |||||||
基本的な生活習慣の育成 | 生活習慣は健康や体力・学力向上のベースとなるものであり、長期的に取り組む必要がある。 全国学力・学習状況調査から、ゲームやテレビを見過ぎて家庭学習や家庭での読書が少ないという実態が分かった。家庭でのルールづくりをPTAで行う必要がある。 |
@「早寝早起き朝ごはん 本を読んで外遊び」運動を推進する。 | ・ ゲームやテレビ視聴のきまりをPTAと協力して作成。 ・授業を通して生活習慣への関心を深め保護者にも啓発する。 |
・「夢をはぐくむ家庭の元気」を活用し家庭教育について見つめなおす。 ◎保護者アンケートで家庭内でのゲームやテレビ視聴のきまりがある家庭90%以上 |
4 | 90%以上作成 | 3 | ・保護者アンケートによると「お子さんと『わが家のやくそく』づくりをした」という回答が80.5%、児童アンケートでも75.2%であった。保護者の場合、昨年後期の回答より31%の向上が見られる。学校や学級での働きかけに、多くの保護者が応えていただいた結果である。 | ・テレビやゲーム視聴のきまりをつくるだけでなく、その時間が家庭学習の時間を圧迫したり睡眠不足に関わっていたりすることを知らせたい。生活習慣を見直すために、授業を通してゲーム脳や睡眠の大切さについて投げかけていきたい。 | 3 | ・継続的な働きかけで、外でゲーム機で遊んでいる姿をあまり見なくなった。 ・基本的な生活習慣や子どもの自立について、すべて園や学校に任せるのは問題である。 |
・「わが家のやくそく」などは、家庭で当然やらなくてはならない事であることを、保護者に伝えていくべきである。 | ||||||
3 | 70%以上作成 | |||||||||||||||||
2 | 50%以上作成 | |||||||||||||||||
1 | 50%未満 | |||||||||||||||||
朝のあいさつ運動を長年継続しており、教師や地域の方に対してはあいさつできるようになってきている。一方で、子ども同士のあいさつについては、自分からあいさつすることが少ない。 | A児童同士が自分から明るいあいさつができるようにする。 | ・ 進んで明るい元気なあいさつ20人を実践。 ・ 各クラスでの呼びかけ。 ・ 「あいさつ」について全体での講話や指導。 |
・あいさつ運動週1回 ◎児童アンケートで20人達成90%以上 |
4 | あいさつ20人達成率90%以上 | 3 | ・児童アンケートによると、71.7%の児童が「明るいあいさつを一日20回している」と答えている。また、保護者は85.7%よくあいさつすると答えており、地域の方からは三井小学校の児童は「きちんと気持ちの良いあいさつをよくしてくれます」との意見をいただいています。 | ・あいさつ1日20回については、今後も取り組んでいくが、あいさつの根本となる礼儀や相手を思う心といった部分や人間関係づくりについて取り組んでいきたい。 | 3 | ・毎日の見守り活動で感じることは三井の子はあいさつは、どの地区の子どもよりよくしている。あいさつは、ぜひ身に付けなくてはならない大切な習慣である。スーパーで出会った時、子どものあいさつにつられて、親もするようになった。 | ・あいさつはすごくよくできている。これを続けていくことで特色ある学校づくりができる。 | |||||||
3 | あいさつ20人達成率70%以上 | |||||||||||||||||
2 | あいさつ20人達成率50%以上 | |||||||||||||||||
1 | あいさつ20人達成率50%未満 | |||||||||||||||||
昨年度よりみんな仲良くなるための積極的な「やさしい言葉がけ」に取り組んでいる。本年度も継続して取り組みたい。 |
B相手の気持ちを考えた言葉遣いができるようにする。 | ・ みんななかよく、やさしい言葉を20回を実践。 ・ 全校児童で「うれしかった言葉の木」を作成。 |
・児童アンケート ◎やさしい言葉20回達成90%以上 |
4 | やさしい言葉20回達成90%以上 | 3 | ・児童アンケートによると、73.5%の児童が「やさしい言葉を一日20回言っている」と答えている。また、本年度から「うれしい言葉の木」作りに取り組んでいる。 | ・「うれしい言葉の木」作りを児童の運営委員会の取組に支援するという形で、児童の主体的な活動にしていきたい。また、「うれしい言葉」を紹介する場を設けて、全体に広げていきたい。 | 3 | ・近所の小学生に、声かけをしてもちゃんとした言葉で答えることができている。 ・交流で幼稚園に来たとき、すごく優しく園児に対応している。 |
・「うれしい言葉の木」はすばらしい取組である。いろいろな機会にもっと広報すれば広がるのではないか。各階に設置するという方法もある。 ・道徳などで取り上げ、児童に浸透するようにしてはどうか。 ・言葉遣いは、まず親が手本を見せるべきである。 |
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3 | やさしい言葉20回達成70%以上 | |||||||||||||||||
2 | やさしい言葉20回達成50%以上 | |||||||||||||||||
1 | やさしい言葉20回達成50%未満 | |||||||||||||||||
学力の向上 | 学力向上の長期的な課題として、読解能力の向上が必要である。 図書の貸し出し冊数は多くなったが、読書の範囲が偏っており、読書の範囲を広げていきたい。 |
C読書の楽しさを伝え、読書習慣が身に付くようにします。 | ・ まず、親や教師が読書する姿を見せる。 ・ 多様な読書ができるように、読み聞かせの実施や選書会の開催。 ・ 児童文学作家を招聘し児童・保護者対象の講演会を開催。 |
・児童、保護者アンケート ◎親子読書達成保護者50%、教師の読み聞かせ100% ・図書貸し出し冊数調べ |
4 | 図書貸し出し数アップ10%以上 | 4 | ・絵本作家やその作品とのふれあい、日頃の読み聞かせの継続により、児童がいろいろな本に興味をもち本をより身近に感じることができた。4〜12月までの貸出冊数も20,371冊(1人あたり約62冊)で、昨年度より3,469冊増えた。 | ・児童がいろいろな本に興味をもち、読書の範囲を広げていくことができるように、児童による選書会や絵本作家によるお話会の開催、PTAや教職員による読み聞かせを続けていきたい。 | 4 | ・本年度力を入れられている読み聞かせは、読書範囲を広げるよい取組である。 | ・児童文学作家の招聘は、今後も続けてほしい。すごい反響であった。 ・子どもが家庭で本を読むことで、親もテレビを見づらくなった。親も読書をしなくてはいけなくなってきた。 |
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3 | 図書貸し出し数アップ5%以上 | |||||||||||||||||
2 | 図書貸し出し数アップ0% | |||||||||||||||||
1 | 図書貸し出し数減少 | |||||||||||||||||
昨年度の授業評価では学級によって、「授業が楽しい」「教え方が分かりやすい」という項目に大きな差があった。 | D教師の授業力の向上を目指します。 | ・ 進んで授業公開。 | ・教員一人一回以上授業公開 ・保護者による授業評価 ◎「教師への観察項目」肯定的評価80%以上 |
4 | 授業への肯定的評価80%以上 | 3 | ・保護者アンケート「お子さんは、授業が分かりやすく楽しいと言っている」75.3%「先生は、地域の人材や専門家を活用するなど工夫した指導をしている」71.9%の肯定的評価をいただいている。本年度より参観日における授業評価も実施しているが、回収率の高い学校評価アンケートを採用した。 | ・クラスによって「授業がわかりやすく楽しい」という評価に違いがある。研修を充実させ教師同士が教材研究・情報交換する時間を確保し、授業改善していく。 | 3 | ・外部の人材活用は、授業が楽しくなりレベルアップにもなる。児童にとっても先生方にとってもよい刺激になるのではないだろうか。 | ・先生方が忙しすぎる。先生と児童が個別に対応したり、ゆとりをもって触れ合う時間を増やしてほしい。そのために、先生の人数を増やすことができないだろうか。 | |||||||
3 | 授業への肯定的評価70%以上 | |||||||||||||||||
2 | 授業への肯定的評価60%以上 | |||||||||||||||||
1 | 授業への肯定的評価50%未満 | |||||||||||||||||
昨年度、全国学力調査の結果、本校の児童は基礎的・基本的な内容は全国平均以上に習得しているが、活用力に課題があり、体験不足により応用ができないと考える。そこで、知識・理解が生きて働く場として体験活動を学習に取り入れていきたい。 | E体験活動をしっかり取り入れます。 | ・地域の人材や、専門家を活用した学習を行います。 ・キャリア教育の視点からも、体験活動を見直します。 |
・これまでの活動を見直し、学年2回以上の体験活動を実施します。 | 4 | 全校で、12回以上の体験活動を実施 | 4 | ・1年いも栽培、幼稚園との交流他4体験、2年生野菜栽培他4体験、3年生校区たんけん他3体験、4年生ゴーヤ栽培他3体験、5年生ヨモギ団子他3体験、6年福祉学習他5体験、なかよし・わかば2体験、全体で24の体験活動を行った。また、キャリア教育の視点で検証した。 | ・これからも今年度と同様に、研修の時間に各学年の取組を交流し、地域の人材活用や三井小学校ならでは学習を充実していきたい。また、学級・学年だより等で取組を伝えたい。 | 4 | ・市や県で表彰されるくらいの「緑のカーテン」の活動がすばらしい。自分が作ったゴーヤなら食べることができるようになる。 | ・身近な体験活動も大切にしてほしい。 ・地域の人材をもっと活用すると、体験のが高まり体験の広がりも出てくる。地域は、学校のために協力したがっている。 |
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3 | 全校で、10回以上の体験活動を実施 | |||||||||||||||||
2 | 全校で、8回以上の体験活動を実施 | |||||||||||||||||
1 | 全校で、6回以上の体験活動を実施 | |||||||||||||||||
安心・安全な学校づくり | 本校は、スポーツ振興センターの統計でケガの発生率が多い。昨年の取り組みで半減するが、いまだに不用意なケガが多い。 | F交通事故0、けが0をめざしします。 | ・ KYT学習(あんしん教室)を実施。 ・ 安全な廊下歩行を指導。 ・ 被災時の振り返りを児童と行い、指導に生かす。 ・ 交通ルール、生活・遊びのルール指導。 |
・病院で治療の必要なケガ(スポーツ振興センター調べ)で基準年となる平成20年より5%減少 | 4 | 5%減少 | 4 | ・平成20年の基準年1月末でのスポーツ振興センターへ届けたケガの件数は28件で、本年度同期17件で取組をはじめる前と比較し11件の減少率にして39%減少した。 | ・ケガの原因を調べ同じことをくり返させない個別の指導を継続するだけでなく、廊下歩行指導の意味の理解などをすることでケガが集中している学年の落ち着いた行動を促す。 ・落ち着いた行動が出来ない要因(欠食・睡眠不足等)を探り個別の指導を与える。 ・心のゆとりをもつことができるような、人間関係づくりや時間的なゆとりについても配慮していく。 |
4 | ・入学したばかりの子どもが、団地で自転車の飛び出しをしている。特に「かどや」商店の交差点が危ない。 ・ヘルメットはちゃんとかぶっている。大人よりマナーがいいのではないか。 |
・当事者に振り返りをさせるだけでなく、ケガの様子や原因を全校児童に伝えることで、ケガが少なくなるのではないか。 ・禁止事項を増やすだけでなく、遊びをとおして大きなケガをしない防衛能力を付けるべきである。 |
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3 | 3%減少 | |||||||||||||||||
2 | 変化無し | |||||||||||||||||
1 | 増加 | |||||||||||||||||
不登校1いじめで指導した件数が2である。また、不登校傾向児童5名、いじめについての要注意児童2名在籍している。 | G教育相談体制の充実を図り、不登校0いじめ0をめざします。 | ・ 全児童との教育相談、そうだんアンケートを実施。 ・ 全校体制による個別支援。 ・支援チーム会議を開き、組織として対応します。 |
・全児童との教育相談(年3回) ・児童アンケート実施 ◎自己肯定感をもつ児童90% |
4 | 90%以上が自己肯定感をもつ | 4 | ・アンケート結果によると、自己肯定感をもつ児童は94%であった。「学校は楽しいですか」という児童アンケートの結果は、昨年度末が91.7%であったが、今年度後期は91.4でほぼ同様である。 | ・学校生活が楽しいと感じている児童の割合が学級により相違があるので、その原因を把握できるようなアンケートに変えていきたい。来年度は、アンケート結果をまとめて提示することにより、教師や児童が日頃の言動を振り返り、よい言葉掛けを工夫するきっかけとなるようにしていきたい。 | 4 | ・人権参観日の講演で講師の方が言われたように、親は人権教育をすべて学校に任せきりではいけない。 | ・子どもたちの下校の様子を見守るために、散歩の時間をずらしている。何もかも、学校にお任せではいけない。 | |||||||
3 | 80%以上が自己肯定感をもつ | |||||||||||||||||
2 | 70%以上が自己肯定感をもつ | |||||||||||||||||
1 | 自己肯定感をもつが70%未満 | |||||||||||||||||
業務改善 | 朝1時間、夜3時間の時間外労働をしている職員がおり、職員の年休取得平均が9.6日であった。一部の職員への負担偏重、年休を取りやすい職場の環境作りに課題がある。 | H加重労働による健康障害防止。 | ・ 職員の年休取平均年間15日以上の達成。 ・校務分掌の見直し、役割分担の明確化。 |
・体育行事の学年分担。 ・当番業務の確実実施 ◎計画年休取得の実施。 |
4 | 年休取得平均15日以上 | 2 | ・新規採用教員、臨時的任用教員を除く1月から10月までの平均取得時間9.3日。12か月に換算すると11.2日となった。 | ・昨年度の年休取得9.6日から比べると増加になるが、充分な業務改善が行われたとは言えない。長期休業中の計画年休取得に向けての働きかけが必要である。また、年休取得がしやすい補教体制を、教務主任を中心に調整していきたい。 | 総合評価 | 学校関係者評価委員の総括意見 | 校長の総括意見 | ||||||
3 | 年休取得平均13日以上 | ・大切な取組をされている。出来たからといって次にいくのではなく「よいあいさつ」など不易の部分を継続して取組、三井小学校の伝統にしていってほしい。職員の構成が変わっても、大切なことは6年間続けることも必要である。 ・評価委員として、地域にも三井小学校の取組を伝えていきたい。 |
・基本的生活習慣づくりは継続していくことに意味があるので、今後も継続していきたい。 ・分かる、できるという自己肯定感をもたせるように、基礎基本の習得を図っていきたい。 ・今後、学習補助・環境補助など地域と連携し地域全体で子どもを育てる三井地区をめざしたい。 ・子どもだけでなく、地域の方々にも生き甲斐をもっていただくために、学校を核にしたコミュニティーを組織していきたい。 |
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2 | 年休取得平均10日以上 | 4 | ||||||||||||||||
1 | 年休取得平均昨年並み | |||||||||||||||||
校内文書の精選と減量化が不十分。用紙を一昨年30万枚、昨年26万枚使っている。 | I校内文書の精選。 | ・ 職員向け文書の裏面利用とA版化 ・ 用紙の両面使用 ・ 校内文書の必要度の見直し。 |
◎用紙の使用5%削減 | 4 | 5%以上削減 | 4 | ・21年度4月から3月までで261,000枚の紙を使用したが、平成22年度同期では213,000枚となり18%削減。 | ・校内文書の裏紙活用、作成冊子の内容精選、ファイル共有の活用することでのペーパレス、コピーやプリンタ使用時の金額表示等が効果的であった。 次年度に向けては、視点を変えて物品全体の購入や整理により経費削減に努めたい。 |
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3 | 3%以上削減 | |||||||||||||||||
2 | 昨年並み | |||||||||||||||||
1 | 増加 | |||||||||||||||||