昨年度の成果と課題 | |
成果 | ○ 授業の中で、目的に応じてグループ活動を取り入れたり、全体で話し合う場を設けたりして、子ども同士のかかわり方を工夫してきた。特に小集団の中では、多くの子どもが、自分の考えを根拠を明確にして表現し、相手に伝えることができるようになってきた。 |
○ 共通のテーマに沿って全員が授業を公開することによって、かかわりとは何かを考えることができた。また、プチ実践報告会では、日ごろの授業に生かせるヒントをお互いに得ることができた。 | |
○ 全体研修では、全職員が協力し、それぞれの立場で担当することにより、学力向上、特別支援、人権教育、外国語活動など幅広く研修することができた。 | |
○ 部会別研修では、確かな学力、豊かな心の両面から、今子どもたちが抱えている問題について話し合い、対策を考えることができた。 | |
課題 | ○ 子どもたちは、小集団では自分の考えを素直に表現し、相手に伝えることができるようになったが、全体の中では自分の考えをわかりやすく話したり、比較したり他と関連付けたりしながら聞いたり、他者の考えを推測しながら聞いたりすることはまだ十分とはいえない。かかわりを目的としてではなく方法として捉え、話したり聞いたりするかかわりの中で、自らを高めていく子どもを育てていきたい。 |
○ 部会別研修では、学力と心の両面から研究課題に迫ったが、時間的にも内容的にもさらに研修を重ねたいところだった。豊かな心推進部会での内容は、全体で話し合えたらよいと思うことも多かった。学力面に絞って深く研修するとより成果も見えてくると思うので、部会を再編成して効果をあげていきたい。 |
かかわりを大切にしながら、自らを高めていく子どもの育成 〜「話す・聞く」活動を通して〜 |
本校の児童は、素直で明るくのびのびとしており、集団の中で協調して行動できる児童が多い。しかし、感動に乏しく、自分の思いや願いをもって言葉でわかりやすく表現したり、自ら考え、判断し、主体的に行動したりすることは十分とは言えない。子どもたちが自分の思いをもつには、まずは体験活動を充実させ、心を動かし話したくなる場を仕組むことが必要であると考える。次に、話し方や聞き方のルールを自分たちで作っていき、話す側は聞き手が納得するための話す工夫をし、聞く側はどのように聞けば話し手が話しやすいか工夫をするなど、話し合いの方法を学ぶことが大切であろう。また、フリートークを実践することで、話し合いの楽しさを実感することができれば、子どもたちは、自分の思いを積極的に表現することができるのではないだろうか。このように、話し合いの方法を学ぶことで、子どもたちが自信をもってセンテンスで自分の考えを言い、交流の場で考えを練り上げるなど、子ども主体で学び合い学習を進めることができれば、自らを高めていく子どもを育成することができると考える。 |
@ 自分たちで「話し方・聞き方」のルールを作り使っていけば、かかわりを大切にしながら、自らを高めていく子どもになるであろう。 |
A フリートークを学ぶことにより、話し合いの楽しさを実感できるようにすれば、かかわりを大切にしながら、自らを高めていく子どもになるであろう。 |
・低学年ブロック
研修企画・・・・・研修全体会・・・・・ブロック研修・・・・・・ 中学年ブロック
↓ ・ 高学年ブロック
研修推進委員会
(校長・教頭・教務・研修主任・低・中・高の研修委員)
○ 主に授業研究を通して行う。 |
○ 実践報告会をする。(話し方・聞き方を上達させる方法についての実践の紹介など、年2回) |
○ 話し方・聞き方のモデル作りをする。(各ブロックまたはクラスで子どもたちの実態を考えて作成し、使っていきながら進化させていく。)
・ 決まったことを共通理解し、実践化を図る。 |
○ 外部講師による講話 |
○ フリートークの方法を研究する。 |
○ 外国語活動の研修も年15時間行う。 |
○ 幼保小の職員の研修も随時行う。(幼稚園や保育園での実習) |